寝る、聴く、集中する……機内で不可欠な、ノイズキャンセリングヘッドホンの実力

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ロングフライトの場合、ヘッドバンドの形が合っていないのか長時間装着できなかったり、音漏れが気になって音量を上げられなかったり、機内エンターテインメントを楽しむ派にとっては、付属のヘッドホンはちょっと役不足。

もちろん、上級クラスとなれば別ですが、そう乗れるわけでもありません。でも、上位クラスで使われているヘッドホンの同等モデルなら入手可能。自前で機内に持ち込めば、エンターテインメントを存分に楽しめます。

特にノイズキャンセリング(NC)ヘッドホンは、外のノイズをシャットアウト(外音と反対の波長の音波を出して打ち消す)してくれるから、ひとりの世界に浸れるし、ノイズが低減される分、小さな音量でもクリアにサウンドを聴き取れます。だから、エンターテインメントを楽しむときだけでなく、音を出さずに仕事や読書に集中したいときなどに重宝します。

今やいろんなメーカーからNCヘッドホンが出ていますが、やはり王道といえばBose(ボーズ)です。そもそもBoseが航空機用のNCヘッドセットを出してから広まったのもありますし、上級クラスのヘッドホンに採用している航空会社もあります。

今回使ったのは、Boseの「QuietComfort(クワイアットコンフォート)25」(以下QC25)。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2タイプありますが、かわいくて、ごつさを感じさせないホワイト×ブルーのモデル。

余談ですが、CAさんに「そのヘッドホンかわいいですね♪」なんていわれて、目尻を下げてしまいました。乗ったのがANAだったこともあるかもしれませんが。

使ってみて感じたのは以下のような点です。

1…アラウンドイヤーで耳をしっかり覆うため遮音性が高い。
2…NCを効かせれば、飛行機のエンジン音が気にならないほど消音性能に優れている。(機内のほかの音はもちろん、CAさんに声を掛けられても気付かない)
3…昔のモデルに比べて、NCを作動させたときの違和感がない。
4…単4形乾電池でNCを作動できるから、いつでも使えて便利。
5…最新の音響テクノロジーを採用しているということで、小音量でもクリアかつパワフルなサウンドを楽しめる。
6…電池が切れてもヘッドホンとして使える(充電が切れると使えないモデルもある)。
7…ふかふかしていて装着感がよくて、長時間装着しても疲れにくい(羽田ー福岡/熊本の使用ではまったく疲れなかった)

エンターテインメントを楽しむにしても、静けさを求めるにしても機内で一度使ったら、手放せません。値段は3万2400円とちょっとお高めですが、国内や海外に頻繁に行く人なら“寝る派、観る派、集中する派”を問わず、損はしないと思います。もちろん通勤電車でも使えますし、見た目のかわいさ以上の実力にはやられます!

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イヤーカップは大きく、耳をすっぽりと覆うアラウンドイヤータイプなので外音をしっかりとシャットアウト。ケーブルは着脱式な上、左側からのみの片側ケーブルなので邪魔にならないのもうれしい。左側にケーブルジャックがある席の場合は、より快適さを感じられます

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イヤーカップには高級感を醸し出すメタル素材を採用しているものの見た目以上に軽く、イヤークッションが柔らかいから装着感は抜群。クランプ圧(頭を挟み込む圧力)がきつくなくて、スエード調のヘッドバンドも肉厚で優しい肌触りなので、長時間装着していても疲れません。ロングフライトになればなるほど、その恩恵に預かれます

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右側のイヤーカップ上部に単4形アルカリ乾電池を入れ、スイッチをオンにすればノイズキャンセリング機能が働きます。ほんと一瞬にして耳障りなエンジン音が軽減されます。音楽などを聴けば、エンジン音はまったく聞こえません。CAさんの声は聞こえないほど
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マイク/リモコン付きオーディオケーブルは、Apple製品対応の3ボタン式を採用。手元で「音量調整」「通話切替」「再生コントロール」「音声アプリケーション起動」を操作できます。リモコン背面にマイクを搭載しているので、iPhoneではハンズフリー通話もできて便利

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折りたたんだヘッドホンを収納できる付属のキャリングケースはボディと同色。ケースを開けると分かりますが、ファスナーはケーブルと同色で細部にこだわりが見て取れます。背面にはちょっとしたポケットも装備しています

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キャリングケースは、787のプレミアムクラスのサイドポケットにスッポリと収まります。上部にループストラップが付いているので取りだしやすく、持ち運ぶときも便利です

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折りたたんだヘッドホンは、キャリングケース内にぴったりと収納(当然ですが…)。国内線ではなかなか使うことないけど、航空機用のデュアルプラグも同梱されています。プラグ横には予備の単4形乾電池も入れておけます。写真では、ケーブルを取り外した状態で収納しています

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折りたたみ構造はシンメトリーではなく、片側のイヤーカップを折りたたむタイプなので、意外と「アレッ、どうだっけ?」となってしまいます。ケースの内側には折りたたみ図が描かれています。ちょっとした気遣いですが、これはありがたいです

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付属する航空機用の変換アダプター。ステレオミニジャックの先端に差し込んで、変換するデュアルプラグ

Bose
QuietComfort(クワイアットコンフォート)25
入力プラグ:φ3.5㎜4極ミニプラグ
ケーブル長:142㎝
サイズ:W152×H191㎜(本体)、W142×213㎜(キャリングケース)
重量:195g
電池寿命:約35時間(電池や使用状況によって異なる)