座席選びで機窓写真が変わる「3つの理由」

ヒコーキで座る席の好みは人それぞれです。とはいえ「せっかくヒコーキに乗るのだから、機窓からの風景もとことん楽しみたい!」という前提の下では、窓側はもちろんのこと、機体の右側か、左側か、主翼の前か、後ろかを選ぶことが重要なポイントになります。しっかりと考えて、戦略的に席を取れば、日本列島をきれいに撮れる確率が高くなります! 

なぜ席選びが重要かといえば……

1…右側席か左側席で、写真の写り方が変わる!
2…同じ行き先でも右側席と左側席では、見える風景が違う!
3…前か、後ろか、座る位置で、撮れる範囲が異なる!

から。

クッキリ撮るなら順光側の席

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せっかくの機窓写真だから、パキッとクッキリ、順光で撮りたい! となれば座る席は、太陽に対して反対側(順光)の席。飛行機の影が見える方です。こちら側なら、写真もしっかり撮れるし、太陽が射し込まないから、まぶしくないというメリットもあります

光芒や夕焼けを撮るなら逆光の席

逆光側の席は太陽の方向にレンズを向けるので、白飛びしたり、被写体が影になったりします。ただ、雲の間から太陽の日が射したり、夕焼けだったり、雰囲気のある写真も撮れます。ただし、太陽が機内に射し込むので、日中はかなりまぶしいというデメリットもあります

簡単に、順光と逆光を説明すると、順光は、自分の背に太陽、前に被写体があるときの光です。位置関係は、太陽→カメラ→レンズ→被写体となります。一方、逆光は、被写体の先に太陽があり、レンズが太陽の方を向きます。位置関係は、太陽←被写体←レンズ←カメラです。

行き先と時間帯で順光がどちらの席かは変わるので、予約の際はじっくりと考えましょう!

かなりざっくりいうと
東から西へ向かう午前便の場合は、右側が順光です。
西から東へ向かう午前便の場合は、左側の方が順光です。

富士山を撮りたい場合は、ルートを確認してから席選び

同じルートでも右側席と左側席では当然、見られる風景が違います。また同じランドマークでも行き先によって見える側が変わります。例えば、富士山。羽田発宮崎行きは右側席から見えます。富士山だけでなく、富士五湖や甲府市も望めます


また、行きが左側に見えたから、帰りは右側に見えるというものでもありません。羽田発高松行きでは、左側席から見え、写真の上の方に駿河湾を見て取れます。帰りの高松発の羽田行きでも、遠くなりますが左側席から見えます

羽田発だけですが、富士山が見える席。
<右側席>
羽田→伊丹
羽田→関西
羽田→高知
羽田→鹿児島
羽田→那覇

<左側席>
羽田→小松
羽田→富山
羽田→米子
羽田→広島
羽田→高松
羽田→福岡
羽田→長崎

機体を入れずに撮るなら前方席
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風景を確実に撮るなら前方の席がベスト。プレミアムクラスが設定されているタイプなら、プレミアムクラスが確実です。視界を遮るものがないから、空撮写真のように撮れます

主翼の前か、後ろかで、印象は大きく変わる
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主翼より前方のエコノミー席です。ひと口に前方といっても機種や座る場所によっては、撮れる写真が異なります。エンジンや主翼が写らない席もありますが、主翼に近くなるほど入り込みます

中央に近い後ろの席です。主翼に近いほど画面のなかに入り込む主翼の割合は大きくなります。写真を撮るにはベストとはいえませんが、主翼の動きに萌えな人にはオススメです


後方の席。同じ後方でも座る場所や機種ごとに入り込む主翼のボリュームは変わってきます。同じ場所に座って、機種による翼の違いを撮り分けるのも楽しいです

国内フライトの1時間〜3時間は座席選びで過ごし方が変わるし、撮れる写真も格段に違います! つまり、機窓からの絶景ショットの半分(天気はのぞいて)は、席選びにかかっているといっても過言ではありません! いろいろ考えながらの席選びは、旅の前菜としても楽しめるのです!